2014年4月20日日曜日

通貨で見る経済

本日は、ASEAN統合を前に加速する企業進出についてです。
経済学なんぞ勉強したことがないので素人ながら取り上げてみました。

為替をやっているのでその知識目線から勝手に解釈してみたいと思います。
まずはこの記事から。




『 オーストラリアの外資系自動車メーカー 撤退 』

・2008年 三菱自動車 撤退
・2013年 GW 撤退
・2016年10月までに撤退 フォードモーター
・2017年末までに撤退 TOYOTA

    2002年  2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
三菱  65000 70000 54000 66000 64000 77000 40000 43000
フォード 110000 126000 135000 130000 115000 108000   
トヨタ 158000 186000 201000 203000 214000 236000 245000 



AUD / JPY
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AUD / USD
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2008年のサブプライムローン問題から軒並み大きく下落しましたね。
2008年のレートでいれば、日本円は1AUDに対して約55円程度だったのです。
1USDはこの時に円高更新しましたね。75.78円でしたでしょうか。
現在のAUD / JPY の水準が95円。高値でいえば105円台ですから。
対ドルにしても対豪ドルにしても、かなり円安が進みました。


オーストラリアはサブプライムローン以前の水準である105円台まで豪高円安。
4年たらずで約2倍まで対円で上昇しています。
これはどの通貨に対しても顕著に現れており、コスト増により外資系の相次ぐ撤退とは裏腹に、住宅需要や中国の資源需要・観光産業により力強い成長を維持してきたが現在は足踏み状態。中国の諸問題の動向次第では現在の95円台からもう少し豪安円高がすすむかもしれません。


経済成長率も約3%台を安定してキープ。
いろいろな産業で成り立っているようですから外部の影響はさほど受けそうにないですね。卵はひとつのかごに盛るな、ということでしょうか。
ほんと安定してますね。
国債が自国・外国人投資家でどの程度の割合か調べてみたいですね。
豪安の材料があれば積極的に売り建てたいところです。














続いては、


『TOYOTA ミャンマーへ進出』
http://p.tl/Af9O

トヨタはミャンマーにて整備・スペアパーツ販売事業・販売店を設けるようです。
これはタイのフリーペーパー『ArayZ』4月号に掲載されています。
おそらく日本国内では入手できないかもしれませんし、ネットは紙面と内容が異なっており面白い情報がありません。

この進出はトヨタに限らず三菱・ヤマハ・ホンダも展開をしているようですね。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD1808E_T10C13A3TJ1000/

ガリバーさんはタイを拠点に展開のようです。
http://p.tl/HMh8

ミャンマーでは輸入規制の緩和により、中古車ビジネスが活発になりそうです。
ASEAN諸国全体の人口は約6億人。
主要国の経済成長率はだいたい5%といったところでしょうか。
各国の需要や法律、お国事情を調べるとまだまだチャンスはあるのかもしれません。






『 ASEAN統合前の通貨事情 』

THB / JPY
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1997年の 1THB / 5円 からアジア通貨危機により2.5円台まで下落。
現在は 1THB / 3.2円 といったところでしょうか。
バーツはほかの国と比べるとサブライムローンの影響は、通貨ではさほど見て取れないですね。
まぁ、なんにしてもなぜか 買われる円 といったところでしょうか。
世界で何か問題があればなぜか円高が進んでました。
順張りで売りたてれば利益がでるかもしれません(笑)

こんなに借金のある国なのになぜ買われるのか不思議ですね。いつまで続くことやら。


まぁ、タイでいえば現在の最低賃金が1日300THB。
1ヶ月約30,000円が一人あたり必要な人件費。

・日本人一人のビザを取得するのに4名の現地人雇用
・最低資本金が200万バーツ

200万バーツ 日本人1名 タイ人4名 法人税20%
400万バーツ 日本人2名 タイ人8名 法人税20%
※ここで注意したいことが、500万バーツを超えると法人税が25%に。

これに社会保険の負担が発生することやテナント料などを考慮し、
しっかり支出を把握しなくてはなりません。

とくにタイでは日本と違った保険の費用に対する計上ができ、
それを活用した節税方法も。
これは秘密のネタなので、設立サポートの依頼をされる方にのみ提供ということで(笑)



脱線してしまいましたが、
こうしてみるとASEAN統合により発足されるAECへの期待度は大きいのですね~。
今のうちに、長期でASEAN諸国の割り安設定がされているっぽい通貨を買っておくのもよいかもしれません。





MYR / JPY
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BND / JPY
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IDR / JPY
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ブルネイドルは今が過去最高を記録中でしょうか。
これからさらに上昇するのかどうか微妙ですね。様子見です。

マレーシアリンギットは比較的安定していますね。
安い今のうちに持っていてもよさそうです。

インドネシアルピーはやばいですね。
アジア通貨危機後、安定しているっちゃ~安定していますが、
円に対しては成長していませんね。
経済事情を調べてみたくなりました。内容によっては買いかもしれません。








発展していく東南アジアの風景をこの目で直接見て挑戦してみたいですな~。
ではでは


高良 雄太 
Yuta Takara

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